「酒米買うなら土地を買え」
極上の酒米づくりに適した
恵まれた土地

兵庫県産山田錦が生産されるのは、兵庫県南東部の神戸市北区、三田市、三木市、加東市、小野市、加西市、西脇市、多可町。この辺りは六甲山の北側、標高50~150mの山麓や谷あいで、山田錦のほ場が段々に広がります。瀬戸内海式気候で温暖、日照時間が長く降水量は少なめ。それでいて六甲山系により暖かい空気が遮られることで登熟期の夜温は低く、日中との気温差が大きくなるため、稲の実りが良くなります。
昔から産地に伝わる「酒米買うなら土地(土)を買え」という格言には、良質な酒米がとれるかどうかは産地の気象や土壌の条件《①東西の谷②日当たりが良い③昼夜の温度差④段差のある排水の良い、土のねばい田》が重要であるとされてきました。山田錦の産地はこの条件にあった地域が多く、まさに恵まれた土地と言えます。

良質な酒米が育つ
最適な土壌環境

この地域の土壌は、六甲山系がほぼ混じりけの無い花崗岩で形成されていることから、花崗岩が風化してできた粘土が水分や養分の保持力が強い“モンモリロナイト”という微粒の粘土質の土壌となります。これに稲の根が1m程度まで伸びて下層の水や養分を吸収するため、背が高く地中深くまで根を伸ばす山田錦の生育にとっては最適の土壌環境となります。

六甲山の恩恵で生まれる
「山田錦」と「灘の酒」。

六甲山の南側には日本一の清酒生産量を誇る酒造地帯「灘五郷」があります。六甲山の恵みである「宮水」と「山田錦」を原料に、寒造りに最適な温度をもたらす風「六甲おろし」を使って丹波杜氏の技で醸される「灘の酒」。六甲山を中心に、銘醸地「灘五郷」と山田錦生産地は強い絆で結ばれています。