グレードアップ兵庫県産山田錦

これまで以上に全国の酒造会社様に評価いただくため、
JAグループ兵庫では兵庫県産 山田錦の品質をさらに向上させる取り組みを実施しています。
それが、「グレードアップ兵庫県産山田錦」です。
それは、酒づくりへの品質だけでなく、今の時代に応える“安全・安心”の向上への取り組みでもあります。

JAグループ兵庫が取扱う全産地において、生産者が調製時に使う動力米選機のふるい目を2.00mmから2.05mmに変更し、統一。山田錦の粒張り・粒ぞろいが良くなり、酒造りに大きなメリットが生まれました。

種子管理され、更新された種子による生産・作付けを基本として行っているため、「山田錦」の遺伝的な特性をしっかりと受け継いでいます。

山田錦の出荷上位県において、兵庫県、特にJAグループ兵庫が取り扱う山田錦の上位等級の比率は、「グレードアップ兵庫県産山田錦」の取組みを開始した平成23年から上昇しています。

各JAで地区の代表田を巡回し、生育状況やほ場の状況を確認。
田植え、穂肥、中干、刈取りの適期診断を行い、生産者に通知しています。

山田錦を検査する農産物検査員を対象に、検査程度統一会検査技能確認会を行い、
統一した検査格付けと適正な農産物検査が実施できるように取り組んでいます。

地域ごとの生産者部会がそれぞれの土壌や気候風土に応じて長い歴史の間に蓄積してきたデータに基づき、
地域ごとの暦を管理。土地に応じた栽培暦で生産しています。

胴割れ調査、消化性分析、たんぱく質含有調査などの品質調査を行っています。
酒造りの参考資料となるようなデータ分析も生産者・JA・JA全農兵庫が三位一体となって実施しています。